お酒だけど何だろう?


 大阪の友人からお酒が届きました。

 その友人とは私の使用している陶芸窯が縁で、およそ15年ほど前からの付き合いですが10年ほど前に疎遠になりました。会社を通じての付き合いだったので自宅の住所や電話番号も分かりません。震災の年、突然パソコンにメールが。「以前お付き合いのあった方ではないですか」と。メールのやり取りをしていたら、震災以前から東北を旅行したとき私の住んでいる地名を見つけて思い出してくれていたそうです。震災後どうなっただろうとパソコンで検索していたら「六条考古館」がヒットしメールをくれました。その後は家族同士で温泉に泊まったり、何度か贈り物などをし、交流が続いています。

 そのお友人、今回はご家族で九州旅行をしたそうです。そこで珍しいお酒と出会い私に送ってくれました。

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 焼酎でも日本酒でもワインでもないお酒。
 でも製造している酒造会社は焼酎を造っているのでたぶん味は焼酎の感じでしょう。アルコール度数は13%と日本酒よりやや弱めなので日本酒のように薄めずにぐい呑で飲めと言うことでしょうか。
 誰を誘おうか…。近所の仲間はどちらかと言えば日本酒党、同級生はウイスキー党、近所の親戚はその日によって日本酒だったり焼酎だったり、ならば親戚をと誘いました。

 とりあえずワインから。

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 実はワインではなくこれが不思議なお酒の正体でした。
 焼酎は蒸留しますが、これは焼酎の作り方で蒸留する前のお酒だそうです。なので作り方は日本酒やワインと同じ発酵酒になります。いろいろな麹や酵母を掛け合わせ作り上げたそうです。

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 ではお味の方は、どうしても先入観が2つあります。色からしてワインに近い味だろう。原料が芋なので焼酎に近いだろう。
 結果は一言で言えば不思議な初めての味。先入観のせいか赤ワインのような渋みを若干感じます。芋焼酎のような甘みが口に残ります。度数の関係か日本酒のような飲み心地です。どれにも近いようでどれとも違う新しい美味しいお酒でした。

 ビールから始まり、いただいたお酒、そして最後にシメの日本酒を飲み干して今宵はお開きとなりました。