2006-01-01から1年間の記事一覧

縄文酒器

縄文時代の遺物をイメージして酒器を作りました。 急須みたいな酒器は、縄文晩期(いっつも同じ…と思っている人もいるかな…)の注口土器と呼ばれる注ぎ口のついた土器を真似て作りました。文様も実際に縄文時代に使われていた文様を彫り込みました。 ぐい呑…

籃胎漆器(らんたいしっき)?

これは土器ではありませんが、漆を塗ってみたので紹介します。 漆と言っても、本物だとカイカイになってしまうので(子供の頃、漆にまけて大変な思いをしたことがあります…)、工芸用の漆です。一応、人畜無害の漆ですが、口にするところには塗らないように…

縄文土器Part2

今回も縄文晩期中頃(約2,500年前)の壺形土器で、赤漆塗りです。 ホームページでも紹介してましたが、少しアップも入れて再紹介します。 土器の表面には雲形文を施して、黒漆の上に赤漆を塗り重ねています。まあ、実際に漆かどうかの分析までしたわけ…

また飲み会

今夜は親戚との飲み会でした。 一軒目は「とり辰」と言う焼き鳥屋さん。ここは一般的な焼き鳥だと、「ネギマ5本」だの「砂肝3本」などと注文するところですが、「お任せ」にしておくと、一般的な焼き鳥から、シイタケ焼き、ネギだけ焼き、などなどいろいろ…

縄文土器Part1

焼き物系の紹介が多かったので、ときには本物の土器も紹介します。 これは縄文晩期中頃の壺(徳利形と言われることもあります)で、非常に流麗な雲形文が描かれた土器です。今から2,500年ほど前の土器ですが、素焼きの土器としての古めかしさを除いては…

矢じりのタイピン

今回は、石器は石器でも日常に使う?石器の紹介です。 もちろん作者は陶守さん。最近の「黒曜石の世界http://www.h2.dion.ne.jp/~isi/」ではタイピンの登場がないのですが、おそらく新社会人に合わせたり、クリスマスなどに合わせて、12~3月頃にアップす…

香炉Part2

縄文時代の耳飾りを蓋にした香炉のPart2です。 蓋はPart1と同じく透かし彫りの耳飾りです。写真では結構平面の透かしのようですが、実物を見てマネをしたところ、思ったより立体的な透かしで苦労しました。一本のカーブした棒でも同じ面にくっつい…

オリジナルグッツPart2

前回、オリジナルグッツとして「六条考古館」のぐい呑をアップしたので、今回は中味をアップします。 まあ、オリジナルとは言っても、ボトルを自分で選んでラベルに「六条」と書いてもらっただけですが、こだわりとしては、大吟醸とか純米酒を使わず「原酒」…

香炉Part1

ホームページにも載せた香炉の写真をもう少し詳しくアップしてみます。 土は信楽で茶色い線はベンガラを混ぜた信楽土を象嵌しました。器体の文様は縄文晩期のC字状雲形文をモチーフにしたものです。蓋は群馬県出土の縄文時代の耳飾りをレプリカとして作成し…

むつみ窯三浦幸美先生3

先日、青森市の「むつみ窯」さんにおじゃましました。以前にも紹介しましたけど、かわいい器を作る先生で、六条好みの使えそうにない器を作る先生ではないのですが、女性へのお土産とかに利用させていただいております。また、窯元のカウンターでコーヒーを…

教えて下さい

六条ブログも約1ヶ月が経過し、当初は週一更新の予定だったのが、皆様のブログに刺激され、3倍ペースで更新しています(^_^;)。これからもよろしくお願いします。 ところで、誰か教えて下さいm(_ _)m。 六条のブログは最初に数枚続けて写真が表示され、その…

痛みに耐えてる元気くん

これを「十勝工芸社」として紹介するのは、作者の陶守さんにとって微妙な気分かもしれませんが…。 昨年のことですが、六条が朝目覚めたとき、横っ腹に激痛が走りました。まるで出産のような(出産の経験無いのに、て言うか、生めるわけ無いのに…)激痛です。…

スタンプ状土製品

今回はYOちゃんのブログを見てのアップです。おそらくYOちゃんがコンロで焼いたスタンプ状の焼き物をアップしなかったら、登場することはなかったでしょう(^_^;)。 縄文時代の晩期頃に作られたスタンプ状土製品です。スタンプのような形をしているのでこ…

縄文晩期の文様パターン

縄文時代には、時期、地域、技法により様々な型式に土器の分類が行われており、逆にその文様によりその土器が出土した遺跡の年代や石器の年代を特定することが出来ます。 石器の場合には、その時期独特のモノもありますが、時期による形態の変化は土器のよう…

しきろ庵一戸広臣先生2

今回、数ヶ月ぶりで「しきろ庵」を訪問しました。 実は、一戸先生のぐい呑・酒器は結構持っているつもりですが、だんだんとまた悪い癖が出て、使えないぐい呑・酒器の制作を依頼しているところです(^o^)。 一戸先生の場合、使えないぐい呑とは、灰被りがきつ…

伊賀風盃

え~、今回は意図して作った伊賀風です。 粘土も伊賀で、焼きは炭窯です。炭窯は短時間で1300℃まで上がりますが、最高温度を持続する時間も短時間なので、ビードロは松の灰を被せておくか、炭に埋めた状態で焼いて出します。短時間での焼きなので良く焼…

信楽風盃

信楽風の色合いですが、土は伊賀です。 もともとの目論見は、見こみに赤貝の貝殻を置いて目跡をつけ、外側は炭の上に置いて黒っぽく仕上げようとしたのですが、見事にハズレて緋色っぽく仕上がってしまいました。 しかし、やろうとしたことは失敗だったけれ…

飲み過ぎた~

写真無しです。 今夜は同級生と酒飲みしました。その同級生とは…まあ、個人情報だから名前は伏せますが、最高の同級生です。何でも話せて何でも許し合える、この同級生が異性なら是非結婚したいような??最高の友達です。 子供たちも交えて呑みました。今夜…

十勝工芸社

子供の頃から歴史(縄文)が好きで、土器や石器を拾い集めていたお話しをブログとホームページでしておりますが、今回は現代の縄文人、石器を作らせたら日本一の陶守統一先生を紹介します。 本当は正直言って紹介したくないのですが…、と言うのもスゴイ芸術…

お土産品Part2

ぐい呑集めが趣味なくらいですから、やっぱり野焼きでも作ってしまいました(^_^;。 普通の野焼きだと水漏れして当たり前ですが、かと言って分厚く作りたくもないし、で、考えたのが結局縄文時代と平安時代の技法にならうことになりました。 まず、半乾きで外…

お土産品Part1

青森県津軽にある木造町(現在つがる市)には、考古学好き憧れの「亀ヶ岡遺跡」があります。江戸時代から文献に載る遺跡で、有名な遮光器土偶をはじめ多くの漆塗り土器なども出土しており、六条も何度も足を運んでいます(^o^)。ちょっとした土器片や矢じりな…

野焼きの土器Part1

今回は壺を紹介します。まぁ、ホームページで紹介した部分と重複しますので、写真だけでも別の角度からのを載せます。 参考にしたのは縄文晩期後葉の工字文と呼ばれる文様が施された壺で、何れも青森県から出土した2つの壺の形と文様をミックスして作りまし…

信楽焼大前悟先生

六条がぐい呑を集め始めるとき、知識もなく集め始めたものですから、いろいろな書籍や個展の内容を参考にして集め始めました。 そのため、出だしから少し値段の高めの先生(いわゆる巨匠とかその地では有名な先生。但し、懐具合から1個10万円を超えるよう…

備前風徳利

六条が焼いた焼き物を紹介します(^o^)。 一応、焼き物は「六条縄文焼」と名付けています。別に縄目文様があるとか、縄文時代に想定される技法で焼いているとかの関係からではなく、もともと縄文好きからとった名前です。 今回の徳利は備前の土を使いました。…

オリジナルグッツPart1

「六条考古館」限定のぐい呑です。利き酒用の内側に二重丸(蛇の目)が施されたぐい呑で、美濃の窯元で作っていただきましたが、デザインはオリジナル、後側のハンコも自分で作った焼き物に押す陶印です。 陶印は六条の「六」の字の2000年ほど前の字体で…

誰か教えて!!

魚のマグロは、泳いでいないと死んでしまうと聞いたことがあり、ある話し好きの女性に、しゃべっていないと死んでしまうという意味のつもりで「マグロ女」と名付けたら、「朝からエッチな話しをしないで、セクハラだ~」と言われてしまいました??(T_T)。 …

川淵直樹先生

以前、群馬の窯元に寄ったとき「縄文とか土器っぽい焼き物が好きなら、川淵直樹先生の南蛮はピカイチだよ」と紹介されました。南蛮は見た目での区別はつきますが、どういう焼き物か分からず、この時はあまり気にもとめませんでした。 しかし、炎芸術に焼き締…

野焼きの土偶Part1

ブログを始めて一番にお気に入り登録した「陶志朗」さんに刺激され、毎週更新くらいの予定が結構速いペースになってしまいました(^o^)。あまり書き込むとネタがなくなるのでゆっくりやっていきますが、自分が焼き物を集めたり作ったりするようになったきっか…

紙幣の番号

先日、知り合いの女性(24才)がお札を数えていたときに、お札の番号(お札の左上と右下にあるアルファベットと数字の番号です)を見たら「JA○○○○」のナンバーだったので、「おっ、これは農協(JA)で印刷したお金だ」と冗談を言ったつもりが、その女…

信楽焼佐伯健剛先生2

窯元を訪問して購入するぐい呑を決めた後、先生に箱書きをお願いしていたとき、他の作品も色々と眺めていました。 すると、テーブルのあまり目立たないところにこのぐい呑が置かれていました。 見るからに使えない、灰は被りっぱなし、トゲトゲもとられてい…